ユリアン VS レッドキング

『臨時ニュースをお伝えします。午後1時30分頃、○△市近郊に怪獣が出現しました。これを受けて防衛軍は……』
病院のロビーのテレビに映し出されるのは、堂々とのし歩く巨大な怪獣の姿。
それを見て5歳位の少年が声をあげるのを、看護師・星涼子は不思議な心持ちで見ていた。
「あっ、レッドキングだー!」
「へぇ……よく知ってるのね、怪獣の名前」
「うん。だって、ウルトラマンと戦ったことがあるんでしょ?」
「そうよ。ずっと昔に、ね」
レッドキングはかつてウルトラ戦士と戦った怪獣の中でもひときわ有名であり、人形などのおもちゃも子供たちに大人気だ。
いかにも怪獣、といった感じの力強い雄姿と、パワーのみを武器とする豪快な戦い方が人気の要因であろうか。
しかし、さっきまでテレビを見て歓声をあげていた少年は、徐々にうつむき目をそらし始めていた。
地響きをあげて大地を闊歩し、戦車を踏み潰しながら進み行くレッドキング。
画面を通してとはいえ実際の怪獣の姿を目の当たりにしたことで、恐怖を感じ始めているようだ。
『怪獣は防衛網を突破し、まっすぐに進攻中です。付近の……』
「ねぇ、お姉ちゃん……レッドキング、ここにも来るの?」
不安げな表情で見上げる少年の頭を、涼子は優しく微笑みながらそっと撫でてやった。
「ううん、大丈夫よ。防衛軍が頑張ってるし、いざとなったらきっとユリアンが来てくれるわ」
「うん……!」
ユリアンの名を聞いた少年は勇気が湧いた様子で、力いっぱいに頷いた。
「いい子ね♪」
涼子はもう一度少年の頭をいっぱいに撫でてやると、階段で屋上へと向かった。
屋上への扉を開けると、午後の眩しい陽射と幾分湿った風が、涼子の全身を包みこんだ。
少年の怯えた表情が、脳裏に蘇る。
レッドキングの向かう先の街でも、恐怖と不安に必死に耐えている子供たちや大人たちが大勢いることだろう。
「守らなくちゃ……」
決意の一言を呟くと、涼子は右腕のブレスレットを青空に向けて高く掲げた。
「ユリアン!!」
直後、涼子の肉体は重力から解き放たれ、一筋の神々しい光となって一直線に空を駆けていくのだった。
スポンサーサイト
FC2公認の男性用高額求人サイトが誕生!
稼ぎたい男子はここで仕事を探せ!
デリヘルもソープもイメクラも気に入った子がきっと見つかる
超大型リニューアル中の大好評風俗情報サイト!
[ 2009/03/29 18:58 ] ウルトラヒロイン外伝 | TB(0) | CM(0)

ユリアン VS テレスドン

ある日の夜も更けた頃。
仕事を終えた一人の若い女性が、自宅のアパートへ帰るべく住宅地の細い通りを歩いていた。
その20代の女性――星涼子は、ある病院で看護師をしている。
30年近く前、怪獣と戦った防衛組織の中に同じ名前の女性がいたことを、周囲に知る者はいない。
無論、彼女の真の姿を知る者も。

もうすぐ自宅にたどり着くというところまで来て、涼子はふと足を止めた。
遠くから、かすかだが何か妙な音が聞こえたような気がしたのだ。
ふと気になり、ワンセグ携帯を取り出してテレビ映像に切り替える涼子。
画面には慌しくニュースを読み上げる女子アナウンサーの姿が。
『――模様です。繰り返します。今日午後8時半頃、○○市××区に怪獣が出現しました。付近の……』
画面が中継画像に切り替わると、炎を吐きながら街を破壊する巨大な怪獣の姿が映し出される。
「これは……テレスドン……!」
涼子ははっとしたように怪獣の名前を呟いた。
携帯を閉じると急いで路地に駆け込み、周囲に人がいないのを念入りに確認してから空に向かって右腕を突き上げる。
「ユリアン!!」
涼子がそう叫ぶと右手首にはめられたブレスレットが眩い光を放ち、たちまち涼子の全身を包みこんだ。
光は一本の柱となって天高く伸び、その中から銀と赤に彩られた巨人が飛び出していった。
星涼子という仮の姿から解き放たれたウルトラの王女、ユリアンの雄姿であった。
[ 2009/03/29 18:57 ] ウルトラヒロイン外伝 | TB(0) | CM(0)

ウルトラウーマンベス VS ダダ Part2

Part1ヘ

気が付くと、ベスは建物の中にいた。
視界に、奇妙な違和感がある。
周囲に比較対照が無いものの、本能的に自分の身体が人間大にまで小さくなっているのが実感できた。
手足が、動かない。
立ったまま、手首、足首が広げられた状態で、枷のようなもので固定されている。
ぼんやりした意識の中で、ベスは自分が拘束されていることを知った。
「気分はどうダ? ウルトラウーマンベス」
低く、呻くような不快な声がする。
未だぼやけた視界の中に、奇怪な白黒の身体の宇宙人がこちらを向いて立っているのが見えた。
その姿は先程まで戦っていた相手――あるいはその同族――に相違なかった。
とっさに、ほとんど反射的に両手に力を込め、額のビームランプにエナジーを集中させるベス。
「抵抗するのは構わんのダ――この『標本』がどうなってもいいというのなら、ダが」
見るとダダのかざした右手には小さな、一見すると水晶のようなカプセルが握られていた。
その中には人形のような小さな男性――それは間違いなく縮小された地球人だった。
「クッ……」
ベスは力を抜いた。ビームランプの光がしゅうぅ、と収束していく。
[ 2009/03/29 18:46 ] ウルトラヒロイン外伝 | TB(0) | CM(0)

ウルトラウーマンベス VS ダダ Part1

3機の戦闘機が特殊部隊基地からスクランブル発進した。
ある山の麓の研究所から奇怪な電波が漏れているのがキャッチされたのだ。
目的地に近づいた戦闘機のパイロットが目にしたものは信じられない光景だった。
「あ、あれは……!」
それがパイロットの最期の言葉となった。機体は轟音とともに空中で爆発四散する。
邪魔者を光線銃で撃ち落とし満足げに顔を揺らしたのは、巨大な宇宙人――ダダであった。
「本部! 応答願います! 至急応援を……うわあぁっ!!」
また一機がダダの光線の餌食となり、ごつごつした山肌に落下して大爆発を引き起こす。
残った一機はダダの巨大な顔面の真上を通過し、そのまま一気に加速して離脱を試みた。
しかしダダはくるりと向きを変えると、光線銃の照準を一瞬にして合わせ、引き金を引こうとする。
パイロットの命が風前の灯火となったその時、空を切り裂く鋭い音が響いた。
直後ダダは前のめりにもんどりうって倒れ、間抜けな格好で大地に叩きつけられる。
マッハの速度で飛んできたウルトラウーマンベスのキックがダダの後頭部を捉えたのだ。
「シェアッ」
力強い声を発し、ファイティングポーズをとるベス。
「ダ……ダァ……」
一方、不気味な声をあげてゆっくりと立ち上がるダダ。
その瞳は妖しい輝きを放っていた。
[ 2009/03/29 18:42 ] ウルトラヒロイン外伝 | TB(0) | CM(0)

ウルトラウーマンベス VS ガマクジラ

海水浴客でごった返すビーチに、突然高波が襲ってきた。慌てて逃げる人々の前に姿を表したのは、醜悪な姿をした怪獣、ガマクジラだった。ガマクジラは人々に近づき、口の中からノズルのような器官を伸ばした。
「きゃあああっ!!」
逃げ遅れた一人の若い女性が悲鳴をあげる。ノズルが女性の背後に伸びて密着したかと思うと、そのままその身体を吸い込んでしまったのだ。満足げな表情を浮かべた怪獣は、再び人々の渦の中へと身を乗り出す。
かつて真珠を食料としていたガマクジラは、数十年の時を経て人間の女性を好んで食べる恐ろしい怪獣へと変貌していたのだ。
「助けて!!」
砂に足を取られて転んだ少女が絶叫する。少女の身体目掛けてノズルが伸びてきたその時、
「ジェアアッ!」
銀色のボディの巨人が天空から現れ、怪獣の横腹に蹴りを見舞ったのだった。ガマクジラは横倒しになり、少女を襲ったノズルは瞬く間にして縮んでいく。
「ウルトラウーマンベス!」
正義のヒロインの出現に歓喜の声をあげる少女。ベスは少女を守るように怪獣の前に立ちはだかり、少女は急いで岩陰へと身を隠した。
「シェアッ」
かかって来いとばかりに立ちはだかるベスに、ガマクジラは突進を仕掛けていく。その巨体を正面から受け止めると、ベスは怪獣の顔面を踏みつけるかのように何度も蹴りを入れ、さらに胴体に拳の連打をめり込ませていった。
「セイヤアァァッ」
打撃で怯んだガマクジラを背負うように持ち上げると、内股の要領で豪快に巨体を投げ飛ばす。
「ぐえっ」
砂浜に叩きつけられたガマクジラは、蛙のような情けない声で呻いた。
「つよーい! やっつけちゃえー、ベスー!!」
少女の応援に答えるように、ベスは両手を十字に構えてとどめの光線の構えを取り、エネルギーを集中させた。
[ 2009/03/29 18:39 ] ウルトラヒロイン外伝 | TB(0) | CM(0)

ウルトラウーマンベス VS タブラ

小高い岩山に子供たちの声がこだまする。
冬は雪捨て場となっている場所だが、夏場は近所の中学生たちにとって格好の遊び場となっていた。
男の子数人の中に一人、違和感なく溶け込んで遊んでいる少女、真理奈。
幼い頃から空手を習い、小学生の頃には男子と喧嘩をして泣かせたこともたびたびあるほどのおてんば娘だった。
同じ年頃の女の子たちとは異なり、真理奈は「強い女性」に憧れを抱いていた。
そんな彼女は今日も男子たちに混じって元気にはしゃぎまわっているのである。

「なんだ? あの音」
大きな岩の上に立っていた男子の一人が声をあげる。
他の子供たちも耳をすましてみると、地面の下からうなるような底響きのする音が聞こえてきた。
音はだんだん大きくなってくる。
すると、
「うわああぁぁ!」
男子の一人が悲鳴をあげた。
大きな岩の塊が突如崩れ、砂煙があがりだしたのである。
舞い上がる土砂の中から姿を表したのは、巨大な怪獣の頭だった。
「怪獣だぁ!」
「逃げろー!!」
慌てて蜘蛛の子を散らすように駆け出していく子供たち。
真理奈もその後に続いて逃げ出した。
だが、
「きゃあぁっ!」
足元も見ずに必死で走っていた真理奈は、大きな岩の裂け目に嵌ってしまったのである。
必死に這い上がろうとするが、足首を岩の間に挟まれて身動きが取れない。
その間に怪獣は地上に姿を現してしまっていた。
長い尻尾とぎょろりとした目つきが特徴的な怪獣。
それはこの地に長く眠っていた伝説の怪獣、タブラであった。
「キシャアアァァァ!!」
まるで雷のような雄叫びをあげ、タブラは真理奈のいる方向へ向けて歩き出した。
「くっ……誰か! 助けて!!」
しかし他の子供たちは既に遠くまで逃げてしまった後であり、誰も真理奈の危機に気が付くものはいなかった。
「これだから男子なんて……」
絶体絶命の状況に、真理奈は涙を浮かべながら悪態をついた。
だが、まもなく救いの手は思わぬ方向から現れたのだった。
「ジェアアァッ!」
頼もしい声が空に響き、直後に凄まじい地響きが辺りに轟いた。
「あの声は……!?」
もんどりうって倒れこむ怪獣。
その手前にはきゅっとくびれたウエストと形の整った巨大なヒップが見えていた。
腰に手をあて、頼もしげに立ちはだかる銀色の女神。
「ウルトラウーマンベス!」
[ 2009/03/29 18:37 ] ウルトラヒロイン外伝 | TB(0) | CM(0)